2022/10/15 19:34

和装をセンス良く着こなされすーっとされた姿が印象的な大野さん。

なんと兵庫県神戸市ご出身だそうで、一気に親近感がわいてしまいました。(当店は神戸市に店舗があります)
大学ご卒業まで関西にお住まいで、現在は茨城県でご夫婦で作陶されていらっしゃいます。大野さんはこの黒い釉薬を、ご主人様は白磁を主に作陶されているそうです。



そんな大野さんは商社のOLを経て30歳で陶芸の世界へ。
窯業指導所終了後すぐにご結婚し出産、その後コツコツと好きな陶芸を続けられて、今、素敵なアーティストになられています。子育てしながら夢をあきらず突き進むカッコよさ、それもすべて作品に表れているような気がします。


吸い込まれるような漆黒の器たちは、成形して黒釉薬をかけ窯で焚かれます。
このマットでシンプルなうつわは食材の色をよく引き立たせてくれるのですが、これも大野さんがお料理上手だからこそ『食材を盛って映えるうつわ』をよーく知っていらっしゃるからだと思います。

そして私が個人的に惹かれたポイントは『三つ足』
糸底(いわゆるお茶碗の底)とは違い三点で支える足(↑写真右下)、これがなんとも愛らしいのです。机の上で引きずっても傷がつかないくらいすべすべに仕上げて下さってます。おそらくひとつひとつ削ってからやすりがけをして下さっているのだと思うのですが、ものすごく手間のかかる工程を本当にありがとうございます。
とお伝えしたい気持ちでいっぱいです。


⚫︎カップとして小鉢としても存在感のある三つ足くみだし
⚫︎飾って置きたいほどカッコイイしのぎのポット


⚫︎季節の果物から日々のおかず、和洋中となんでも使いこなせる三つ足浅鉢は3サイズ展開
⚫︎シンプルで持ちやすい黒釉マグ

是非、一度お使いになられてみてください。




陶歴
    兵庫県神戸市に生まれる
    関西学院大学卒業後、OLを経て笠間にて修業
2002   茨城県工業技術センター窯業指導所成形Ⅱ科修了
    堤綾子氏に師事
2004 茨城県笠間市にて独立
2008 穴窯を築窯
2112 茨城県つくば市に移築
    陶芸教室 つくば陶スタジオ主宰